帯は、キモノを体に固定させるためのものです。
着物を羽織って最後にキュッと帯を結び完了。
ただ、用途はそれだけではありません。
帯の起源は古代の狩猟時代からとも言われています。
古代人は帯を腰に巻きそこに狩猟の道具を挿し、動物を捕獲していました。生命を維持するための食糧確保には帯が必需品だったのです。
武士の時代には”名字帯刀”という言葉がある通り、帯は腰に刀を挿すために欠かせない装身具でもあり、身を守るためのまさに携帯品でした。
本のPRのために巻くカバーを帯と言いますし、価格帯、時間帯など生活の至る所で使われる”帯”という文字。
携帯電話は、帯を携える電話と書きます。昔は帯は肌身離さない携帯電話のように必要不可欠のものだったのでしょう。
このように日本人にとって帯という言葉は、バラバラなものをひとまとめに括るものとして生活の身近にあるものです。
体に締める帯は上半身と下半身を一つに結ぶものとして、魂が肉体から離れないようにしっかりと心と体を結う日本の文化に根付いてきたのではないでしょうか。
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